ChatGPTが「あなたの操作」を覚えてくれる——画面の流れを魔法のように記憶
もしも、AIがあなたの画面を一緒に眺めていてくれたら——そして、さっきのあの操作をもう一度説明しなくても、「あ、あの時のあれね」って思い出してくれたら。そんな魔法のような機能が、実は現実になろうとしているんです。
✦ 何が起きたの?
OpenAIがChatGPTとCodexに「Computer History」という新しい機能を加えました。これは、あなたがMacのパソコンで何をしたかを——アプリを開いたり、ウェブサイトを見たり、ファイルを探したりした一連の流れを——自動で記録してくれるものです。
そして驚くのはここから。記録された操作履歴は、単なる「ログ」ではなく、ChatGPTとの会話の中で「文脈(コンテキスト)」として使えるようになります。つまり、「さっきのあの画面、覚えてる?」と聞くと、ChatGPTがちゃんと思い出して、その時のあなたの行動に基づいた返答をしてくれるわけです。この機能は、まずMac版のデスクトップアプリで提供されます。
✦ ここが魔法みたい
これまで、AIに何かを頼もうとするたびに、あなたは「さっき私はこういう操作をしました」と、何度も何度も説明し直さなければなりませんでした。まるで、毎回初めて会う人に同じ話をするように。
でもComputer Historyがあれば、その必要がなくなります:
- 「あの作業、ここからどうすればいい?」——あなたが今どこまで進んだかをAIが見ているから、次のステップを的確に提案してくれます
- 「さっきのあの場面に戻りたい」——操作のタイムラインが記録されているから、時間を遡るような感覚で「あの時点から」と指定できます
- 「何が上手くいかなかったの?」——失敗した瞬間も記録されているから、AIがその原因を画面から直接読み取ることができます
つまり、AIがあなたの「一緒に歩んでくれるパートナー」になるということ。まるで、ずっとそばについている友達のような存在です。
✦ 私たちの日常はどう変わる?
朝、Macを開いて何かしたいことがあっても、途中で「あれ、どうやるんだっけ」と止まることがありますよね。そんな時、ChatGPTに「今やってることを見てるから手伝うよ」と言われたら、どんなに心強いだろう。
写真を整理したい、ドキュメントを作りたい、何かの申し込みをしたい——そういった「ふだんの手順」が、AIの「見守る力」で、もっと滑らかに、もっと迷わずに進むようになるのです。
あるいは、新しいアプリをインストールしたけど使い方がよくわからない、という場面でも。「今から試してみます」と言うだけで、AIがあなたの試行錯誤を全部見ていて、「そこはこうやると上手くいきますよ」と適切なタイミングで助言してくれる。
そのうち、「操作を説明する手間」という小さなストレスが消えていることに、あなたは気づくことでしょう。
✦ おわりに
AI は私たちを「監視する存在」ではなく、「一緒に考える存在」に変わりつつあります。その近さが、これからの魔法なんです。
出典:ITmedia AI+
ジャンルから読みものを探す