近畿大学が決断「生成AIの利用、入試で認める」——AIと向き合う時代の選抜へ
AIが身近な相棒になる世界。もう来ていますよね。そんな中で、大学はどう変わろうとしているのでしょう。近畿大学が打ち出した一つの決断が、これからの「学び」をどう塗り替えるかをお話しします。
✦ 何が起きたの?
近畿大学情報学部が、総合型選抜(推薦入試のようなもの)で、受験生の生成AI利用を認める方針を決めました。つまり、試験中にChatGPTやほかの生成AIを使ってもいいですよ、という選択肢が加わったということ。これまでの「AI使用は不正」という常識とは、ちょっと違う道を歩み始めたんです。背景にあるのは、すごくシンプルな問いです。「AIが普通に存在する世界で、何を問うべき学力って何だろう?」。そこに正面から向き合う大学が現れたんですね。
✦ ここが魔法みたい
これが面白いのは、単に「AIの利用を許す」という話ではなく、「AIをどう使いこなすか」という新しい能力を測ろうとしているということ。たとえば、あなたが小説を書くとしましょう。ChatGPTに「冒頭を作ってよ」とお願いすることはできるけれど、本当に大切なのはその先です。AIが出してくれた素案を読んで、「ここはもっとこうしたい」と判断する力、自分の思いを注ぎ込む力、そういったものが問われるようになるんです。
つまり、これはAIを賢く、判断を伴いながら使える人材を育てようという宣言。暗記や計算じゃなく、「ああ、ここでAIを使う意味がある」と見抜く眼差しが大学教育の中心になっていく予感がします。
✦ 私たちの日常はどう変わる?
もしこの流れが広がれば、学校の勉強の景色はガラッと変わるかもしれません。今日の社会のテスト対策で、事実を覚えることより「この出来事を生成AIにどう説明させるか、どう引き出すか」が問題になるかも。通勤中にポッドキャストを聞く感覚で、道すがらAIに質問をぶつけて、その答えをどう料理するか考える高校生が増えるのかも。学びの形が、「知識を詰め込む」から「AIとの対話を通じて、自分たちの思考を磨く」へシフトしていく。そんな世界が近づいているんです。
✦ おわりに
すべてが白黒つく時代は終わって、グレーゾーンの中で判断する力が求められる時代へ。その中で、大学がそっと道筋を示してくれた。明日の教室の風景は、私たちの想像より、もっともっと自由になっていくんでしょう。
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